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History

小熊写真館は今年(2024年)で 創業116年を数えます。

創業者、小熊和助(わすけ)は明治30年頃に柏崎で兄と共に写真を始めました。

東京の写真館で修行をしたのち 明治41年(1908年) 高田に陸軍第十三師団が

設置されるのを機に柏崎から分家してこの場所で開業しました。 27歳の時でした。

 

歩兵第五十八連隊の連隊長 堀内文次郎大佐や師団長 長岡外史中将の信頼を得て、

軍の御用写真館となり、自由に撮影する許可を与えられました。

 

開業から3年後の1911年、オーストリアの テオドール・フォン・レルヒ少佐が配属になり、金谷山でスキー術を指導する様子を撮影し、当時の貴重な記録写真を多く今に残すことができました。

創業当時、まだ人工照明がない時代でした。

スタジオの北側の屋根が斜めの天窓になっており、北窓から差し込む柔らかい太陽光を取り入れて人物に当てる光をコントロールしていました。

明治時代に建てられた旧館は1981年(昭和56) 本町通りの区画整理に伴い解体され、明治時代の建物を集めたテーマパーク愛知県犬山市「博物館明治村」に移築・保存されています。

博物館明治村へ移築された旧館は、テレビドラマのロケ地としてや

少年マンガに登場する写真館のモデルとして使われております。

現在の風見鶏のある時計台とレンガ造りの建物は旧館の​​明治村移築後に建てられた2代目で、40年余りが経ちました。

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